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一期一会

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靖国神社の境内入り口に立っている車止めポールの文様は、やっぱり…「桜」 でした。


明日ありと 思う心の徒桜(あだざくら)
  夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは


またまた詮無い話というか、むしろどちらかといえば縁起でもない話かもしれません。
つい最近のアタシの夢想体験。 もちろん実話です!

仕事が終わっていつものようにオフィスビルの下にあるバーの止まり木で飲んでいました。
昨年10月から開始したプロジェクトも佳境に入りゴールが見えてきた安堵の時間と同時に
新たなプロジェクトの仕掛けをそこでジックリ考えたいと思っていたのだと記憶しています。
時間の流れの速さを実感しながらも、まだまだ尽きない夢があることにアタシは満足していたような気もします。

ところが何故だかわかりませんが、そんな未来の仕事のことなど無視するかのように
時空を飛び越えてしまったアタシのアタマに過(よ)ぎったのは自分が死んだ日の葬式の場面でした。

父子二人という欠損家族の我が家で、アタシが死んだら喪主は息子の真さんです。
アタシの姿は当然見えません。 黒装束の関係者に囲まれて最前列に立っているのは真さんでした。 
喪主になってしまった真さんが、一呼吸して背筋を伸ばしたかと思うと参列者の皆さんを前にして語り始めました。
日本語が完璧ではない彼ですが、ゆっくりと、しかししっかりとした口調で静かに語り始めました。

「本日は父さんとのお別れにお時間を下さいまして有難うございました。」
「テッチャンは…父さんは…いつだったかボクにこんな言葉を聞かせてくれました。」
「ロシア伝承のひとつだと言ってました。」
「人として、父さんが…テッチャン自身が目指したい言葉だとも言っていました。」


「今 おまえが生まれ
みんなが おまえを見て笑い
おまえは 泣いている

おまえが 逝く時には
おまえが 笑い
みんなが 泣くような
そういう人に なりなさい…と。」


「テッチャンとの今日の別れはとても悲しいから…ボクは今日、いっぱい泣きます。」
「でも・・・泣くのは・・・・今日だけにしたいと思います。」
「テッチャンはきっと笑ってそれを望んでいますし、ボクはいつか必ずまたテッチャンに逢えますから…。」
「だから、皆さんも泣くのは今日だけ…今日だけにして…笑って明日を迎えてください。」
「みなさん、今日はホントにありがとうございました。」


そういって真さんは深々と頭を下げたのでした。

アタシはとても嬉しくて・・・胸がいっぱいになりました。


不謹慎な話でしょうか? アタシはこの日から、なんだか怖いものがなくなったような気がします。
でもこれホントの話!(夢想状態の中での話ですが)。 

明日ありと 思う心の徒桜(あだざくら)
  夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは


一日一日を大切に。 
一期一会を大切に。

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05.07.08
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by tetsuyak04 | 2008-04-21 00:36 | 徒然なるままに戯言を
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