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ジャックという名の男

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ハロウィーンの夜に恐ろしい仮装をするのは、
家のまわりを徘徊し人間にとりつこうとする悪霊達が、その姿を見て驚いて逃げるようにするためだったそうですが、
なんだか怪しい格好の兄ちゃん姉ちゃん達が出没し始めたここ香港
アタシは悪霊なんかじゃねぇ~けど、オマイラ、アホか!と腹の底から思いながら逃げ惑っています。

ハロウィーンの時に決まって登場する、くりぬいたカボチャの提灯 (the Jack-o'-lantern) の風習は、
アイルランドの民間伝承 (folklore)から来たらしいですね。 話はこんな感じです。 エヘン!

イタズラ好きで飲ん兵衛で知られているジャックという名前の男が、(アタシのことじゃないよ!)
悪魔サタンを騙して木に登らせた上、 (って、すげぇ~じゃん!)
その木の幹に十字架を彫り付けて、悪魔を木から降りてこれなくしちゃったんだそうです。
で、金輪際ジャックに対して悪いことはしない、と約束させて悪魔を逃がしてやります。
(大した奴ジャン!と、アタシは思うけど…。)

時が経ち、ジャックは死んで天国へやって来ます。
ところが、これまでの悪業(悪魔を騙したということがか?)のために天国へ入れてもらえません。
ジャックは仕方なく地獄へ降りてきますが、悪魔を騙したということで(やっぱり…)ここでも門前払いにあいます。

ジャックが途方にくれていると、悪魔がやって来て僅かに燃える光を手渡します。

もうジャックにはこの火しか持ち物がなくなってしまいました。
ジャックは、その火が消えないように、くりぬいたカブの中に置き、
そこからもれる光を頼りに、寒い闇の中をさ迷い続けていると伝えられています。 
(なんだかジャック君、可哀想じゃん!)

この話が元にあって、アイルランドでは(the Jack-o'-lantern) にカブを使っていました。
今日、アメリカでくりぬいたカボチャを使うのはカブよりも丈夫で整形しやすく日持ちがいいためなんだそうです。

ハロウィーンという語はカトリック教会にその起源があります。 が、キリスト教の風習ではないですね。

歴史をさかのぼると、紀元前5世紀ごろのケルト民族の暦に関係があります。

10月31日のハロウィーンは11月1日の万聖節 (All Hallows Day または、All Saint's Day-
亡くなった聖人たちを祀るカトリックの祝日) の前夜祭で、
All Hallows Eve と呼ばれていたのが訛って Halloween となったんだそうです。

当時ケルトでは、夏は10月31日で終わることになっていました。
その日には Samhain(ソーウェン)と呼ばれるお祭りがあり、
ケルトでの新しい年が始まる前日(つまり、大晦日)だったわけで、
これがハロウィーンの原形だと考えられているらしいですわ。

強大な力を持つローマ帝国が南から侵攻し,それと一緒に布教活動を行ったキリスト教(カトリック)は、
ケルトのドルイド教の人たちもキリスト教に馴染めるようにソーウェインを伝統ある儀式として認めつつ
11月1日の万聖節と融合させていったのだそうです。

ということで、ハロウィーンのお祭は、アイルランドのケルト民族の大晦日の祝日から生まれ、
中世ヨーロッパの祈りの儀式で育てられ、
悪魔崇拝とは無縁のところで祝われてきたんですね。

で、今や東京や香港あたりの酒場に集まる若者等が(っつうか、馬鹿もん等?)が、
由来も知らずにただただ馬鹿騒ぎするだけの風習に変化してきているっつうわけです。

イタズラ好きで飲ん兵衛で知られるジャックという名の男は、(アタシじゃないってば!)
今、それをどんな思いで眺めているのでしょうか?

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by tetsuyak04 | 2007-10-28 21:46 | 徒然なるままに戯言を
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