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不良の一分

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早いもので、息子が家を離れてから7ヶ月が過ぎました。
電話が来ると、寂しくなんかねぇ~や!と肩肘を張ってますが、
意地だけで暮らしているようなもんですから、
元気な声を聞くと、ほんとうは安心します。

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私は人に自慢できるものなど何ひとつありませんが、
日増しに薄情になる世の中の軽薄さを見せつけられると
いっそどこかに引きこもって隠遁生活を完結するほうが
まともに生きられるのかい?と考え込んだりします。

うわべばかりの自由や独立、個人の権利や快楽を追求し、
そういったものを崇拝する文化がまともなんでしょうか?
正しいと感じられても
実は間違っていることに引きずられていないでしょうか?

人間五十にもなると、心の奥底にある人生の
わだかまりというか、こだわりというか、
そういったものが にこごり みたいに沈殿してきて、
ドロ~ンと溜まってくるわけです。

そんなオヤジにも不良の一分が目覚めてきたのか、
じわ~っと涙腺が滲んでくるような話を聞いたり文章を読むと、
どす黒く澱んだ にこごり がス~っと浮き上がってきて、
すっかり透明に清められ、いつの間にか消えてしまうような気がします。

歳をとるのも悪くないな…。 

小説を読みながら涙を流す姿なんか見られたら、
アタシ…立つ瀬がありません…けど。

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by tetsuyak04 | 2007-04-19 23:52 | 大人の童話 | Comments(6)
Commented by 顔無き友 at 2007-04-20 00:36 x
 歳をとるのも悪くないな・・・。

 そう感じれるのは、過去の生き方に悔いは無いからでしょう・・・。

 私たちは人前で涙を流すもんじゃないと教えられてきたし、そうして生きてきました・・・
 そろそろ、涙を拭かずに堂々としてようかなんて最近思う日も多々あります
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-20 12:51
悔いというのはないですね。
ひとによく思われたいとか、褒められたいとか思うこともなくなりました。
誰がわかってもわからなくても、することだけはするべぇ! と思っています。
人間の一番の勉強は、困難を乗り越えることだもんね!
いつも、ありがと…。
Commented by 右胸の砂丘 at 2007-04-20 18:18 x
いい文章を読んだり、いい映像を見たり、いい音を聴いたりすると
「にこごり」が薄まってゆくのを感じます。

少し社会のRoutineから離れたところでものを見ていると
一見、何の役にも立ちそうもない上記のような美的感受性や
情緒を解する感覚みたいなものが「人間たる証」かなと思ったりする
今日この頃です。
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-20 21:02
私の場合は、よくこれで心が歪まないものだと思うくらいに
社会のRoutineからは外れてきていますね。 しかし、どこか
それを意識して望んでいるのかもしれないと気づき始めました。

綺麗な花を見て綺麗だと云えない人がいます。 可哀想です。
でも、感受性や感覚だけでは生きていけないのも現実ですから、
そこから逃げないで「人間たる証」を失わないのが「人間たる証」
かなと思いますね。 屁理屈かもしれませんけど…。

右胸の砂丘さん…なんだかいい響きですね。
これからもどうぞよろしくオネガイシマス。
Commented by みの at 2007-04-20 22:50 x
今朝、ここを読んでから慌てて実家に電話をしました。
ずっと電話をしていなかったんですよ。
(スポーツクラブに行ってて(笑))
親の気持ちを思い出させてくれる文章は心に響きます。
コードレス電話の電池がなくなるまでおかんと話しました。
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-20 23:42
おかんね、きっと喜んでくれてると思うよ~。
親というのはね、本来そういう生き物なのですよ。

しかしね、最近の日本には哀しいかな動物以下の
親とも呼べないような人種が跋扈してるようですが、
どうなっちゃうんでしょう? 
国もひとの心も、きれいでいて欲しいです、ホント。
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