寝床で声を出しながら、式亭三馬の 「浮世風呂」 を読んでみる

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b0027290_2513173.gif声を出して読みたい日本語!?・・・  (人気blogランキング!)


ブ・ロ・グ」 とキーをポ~ンと叩くと 「風呂愚」 と変換。 で、式亭三馬浮世風呂…かよ!?

庶民が通った銭湯は内風呂の普及で急速に廃れてしまった…。
残された銭湯もスーパー銭湯とか呼ばれる入浴娯楽施設に姿をかえている世の中。
風呂屋でアタシらは、泳いだり潜ったり水をはねては叱られながら、社会のルールを知った。
街の話題やら政治談議やらで浮世の憂さ晴らしをしていた裸のつきあいが懐かしい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(前編 巻之上 浮世風呂大意)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
声に出して読んでみると、ホント味わい深い日本語ですね!

(つらつら)(かんがみ)るに、銭湯ほど捷径(ちかみち)の教諭(おしえ)なるはなし。
其故(そのゆえ)如何となれば、賢愚邪正貧福貴賤 けんぐじゃしょうひんふくきせん、(あび)んとて裸形(はだか)になるは、天地自然道理釈迦孔子
於三(おさん)も権助も、(うま)れたまゝの(すがた)にて、惜い(おしい)欲い(ほしい)も西、さらりと無欲(むよく)のなり。

欲垢(よくあか)と梵悩(ぼんのう)と洗清(あらいきよ)めて浄湯(おかゆ)を(あび)れば、旦那さまも折助(おりすけ)も、(どれ)が(どれ)やら一般(おなじ)裸体(はだかみ)。

(これ)(すなわ)ちれた産湯から(しん)だ葬潅(ゆかん)にて、
(ゆうべ)に紅顔(こうがん)の酔客(なまえい)も、朝湯醒的(しらふ)となるがく、生死一重(しょうじひとえ)が嗚呼(ああ)まゝならぬ(かな)。

されば仏嫌(ほとけぎらい)の老人風呂れば(われ)しらず念仏をまうし、
色好(いろごのみ)の壮夫(わかいもの)もになればをおさえてからり、
(たけき)き武士(ものゝふ)の(あたま)からをかけられても、人込じやと堪忍をまもり、えぬ鬼神(おにかみ)を隻腕(かたうで)に(えり)たる侠客(ちゆうつぱら)も、
御免なさいと石榴口(ざくろぐち)に(かゞ)むは銭湯ならずや。

ある(わたくし)あれども、なきなし。へ(たとえ)ば、人密(ひそか)ににて撒屁(おなら)をすれば、はぶくぶくと(なり)て、ち(たちまち)(うか)み(いだ)す。   (超口語訳をコメント欄に載せとくね!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんとも煮え切らない浮世をつらつら眺めていると、 「愚」 にもつかないこんな戯言でも吐いて
憂さを晴らしたくなるような今日この頃です。  こんな 「風呂愚」 で、ごめんよ~。


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Commented by はちみつ at 2007-04-06 23:02 x
 tetsuyak04 さん。

 「ありがとう。」
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-06 23:28
はちみつさん、
夢のつづき…見れたかな?
Commented by 竜男 at 2007-04-07 07:16 x
ブログの装丁が変わりましたね。
今日の日記には、声を出して笑ってしまいました。
愉しい!昔ながらの銭湯も少なくなり、今は様々な浴槽を持つスーパー銭湯が流行です。
私は、皮膚感染症が怖いので滅多に行きませんが、それでも3年に一回程度は行っているでしょうか。

譬人密湯中撒屁 湯鳴忽泡浮出

これ、私の密かな愉しみなのです。背中から泡が立つでしょう。硝子瓶を持っていって、メタンガスを詰めてこようかと思うことがあります。(爆笑)
久しぶりの漢文読み、朝から頭の体操になりました。    
Commented by bebecat at 2007-04-07 11:59
漢文苦手~~~、意味わかんない。
銭湯は、昔の銭湯が好きだ。あがってから飲むフルート牛乳とかがおいしかったな。裸のつきあい、って感じはもう今のナウいスーパー銭湯じゃあ、なくなりましたね。銭湯はその周辺の人たちが(ほぼ、だけが)行くってことで、顔見知りがそこで出会ってたんだけど、今じゃ、みなさんわざわざ来るまで遠くの銭湯まで行かれることで、そういう顔見知り付き合いは銭湯ではなくなりましたね。
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-07 13:05
竜男さん、こんにちは。
気分一新のつもりで、このブログを始めた頃に戻してみました。
excite のブログ・スキンはあまり洒落たものはないですが、不要な広告もなく
シンプルなところが気に入っています。
私の生まれ故郷は温泉がいっぱいあって、子供の頃から近所の銭湯と
温泉が憩いの場でした。 裸のつきあいはひとを和ませてくれますもんね。
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-07 13:38
bebecatさん、ありがとうね。 口語訳を載せとくね。

思うに銭湯ほど手っ取り早い教訓の場はないよな~。
というのも、裸になれば、賢愚、正邪、貴賎の区別なんてないしさ、
欲という垢も煩悩も洗い清めてくれる。 
上がり湯を浴びれば、どれも同じ生まれたままの無欲の裸じゃん。
すなわち、生まれたときには産湯に浸かり、死ぬときは湯かんで洗われる。
夕方から赤ら顔の酔客オヤジも、朝湯にはシラフの顔になっているように
生死の紙一重がままならないわ!。 つうわけで、
仏さん嫌いの爺さんも、風呂に入れば念仏なんか唱えちゃうし、
色好みの男も風呂に入れば殊勝なことに前を押さえ、
戦好きのオサムライさんがアタマから湯をかけられても、混んでいるからと堪忍し、
刺青だらけの兄さんも、「御免なさい」 と挨拶して入り口で屈むのが銭湯の徳っつうもんだ。
人は正直になれないときがあるけれど、湯は実に正直なもんで、
湯の中で密かに屁をすれば、ぶくぶくとたちまち泡を生み出すんだもんな~

これって、エスプリの利いた江戸時代のエッセーだよね。 意味わかったかな~?

Commented by bebecat at 2007-04-07 18:33
口語訳、ありがとう。江戸時代にもこんな粋な考え方をもってた人がいたのね。この方、結構私と話合いそうよ。
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-07 23:49
古文、漢文もこういう読み方をすると面白いでしょ!
で、bebecatさんお得意のイメージ記憶術では、
どんな風なイメージが浮かんできたかな~?
Commented by はちみつ at 2007-04-08 01:06 x
 tetsuyak04さん。なんと本日行きつけの銭湯で
 大人が潜って遊んでました。

 変わりましたねエ・・・
Commented by tetsuyak04 at 2007-04-08 18:24
あらま! そんなお茶目なオヤジがいましたか~。
父ちゃん、勘弁してよ~!って、子どもに叱られてませんでしたか?
きっと、辛いことがあったんだよ。 許してやって。 ね!
Commented by 無名 at 2010-05-04 02:34 x
韓国の日文学科の学生です。戯作について勉強していますが、この資料が本当に役に立ちました。ありがとうございます。
Commented by tetsuyak04 at 2010-05-30 17:36
韓国の学生さん、コチラこそありがとう。
私の拙いブログが紹介した式亭三馬の滑稽本が役に立ててよかったです。
逝きし世の日本人の生活を、浴場を舞台に描いたもので、
会話の軽妙さと底辺の人々を描いた日本語史上の資料としても
貴重なものだそうです。
勉強頑張ってくださいね。
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by tetsuyak04 | 2007-04-06 19:53 | 大人の童話 | Comments(12)

香港発の路地裏放浪記! 本能と信仰を礎に地味な生き方しています。


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