ヨウコハ、シンデハナラナイ

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昨年末、アタシは人間不信に陥るような危機的な事態に直面した。
自分の生活が何かごまかされているような、押し流されているような
そんな感じがして、人間というものをひどく恐ろしいものに感じた。 

今年になってから、冷静さを取り戻して思考の連鎖を組み替える作業を続けていたが
三浦綾子の人間の底深さを解明するような 「救いの文学」、「希望の文学」 が役に立った。

塩狩峠
道ありき
草のうた
裁きの家
氷点(上)
氷点(下)
続・氷点(上)

そして今日、続・氷点(下)を読了した。

『氷点』 のテーマは 『人間の原罪』
そして、『続・氷点』 のテーマは 『罪のゆるし』 

それは、アタシにとって必要なテーマだった。

石を投げ打つよりも非道で冷酷な人間の非情さに無言で対抗するには
常に自分が人より正しいと確信している必要があった。 しかし、
相手より自分が正しいとする時、果たして人間はそんな相手に対して
あたたかな思いやりを持てるものだろうか?
自分が正しいと思うことによって、いつしか非道な相手を見下している冷たさが、
自分の心の中に育っていたのではないか? (原罪!)

小説を読み進むにしたがって、ようやく今、自分の心の奥底に潜む醜さの正体が
みえてきたような気がしている。

新聞連載中、「氷点」 における主人公の陽子のおかれた悲しさに同情し涙した読者は
陽子が追いつめられて自殺をはかる段階にきたときに三浦綾子に電報を打った。

ヨウコハ、シンデハナラナイ

人は、そしてアタシは…誰のことよりも、自分の事はたやすくゆるしている…。
人間とはなんと罪深いものだろう。

包帯をまいてやらないなら、他人の傷に触れてはならない…。

The greatest enemy of man is PC- holic. 
But, The Bible tells us to love our enemy. Click please
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Commented by 迷々 at 2007-03-21 15:25 x
本当に重いテーマですね。
危機的事態から今日まで、時代屋さんがどのようにして
ご自身と向き合い、苦しみながらも一つの答えを導き出されたのか
私にも伝わってくるものがありました。
「もの事には決して偶然はない。必然なのだ。」と言われます。
時代屋さんが感じてらっしゃる通り、きっと必要な事だったのでしょう。
「自分の事はたやすくゆるしている…」
いえいえ、そうではないはず…。
だからこそ、今日までの葛藤があったのではないでしょうか?
「愛」を知るには、愛とは対極の経験を学ばねばならない。
「赦し」を知るには、赦しとは対極の学びを必要とする。
私自身も同じように苦しんでいた時、こんな答えをもらいました。
「あなたは神様じゃないのよ…。」
さまざまな試練の中で、迷い自問自答している姿こそ
人としての自然の姿であり、そのままで良いのだと。
私など、まだまだ時代屋さんの足元にも及びません。
でもいつか・・・
「与えれば、与えられる」「自分を赦せば、相手も赦すことができる。」
そんな心豊かな人なれればいいなと思っています。
http://homepage2.nifty.com/motoyama/skywalk.htm
Commented by tetsuyak04 at 2007-03-21 23:00
迷々さん、心配させちゃったね。 でもコメントに少しホッとしています。 ありがとうね。 
言葉で云えば重いテーマですが、暗い気持ちでいるわけではありません。 
アタシ、ぜんぜんだいじょうぶです!
哀しいかな、思いもよらない事態というのには慣れてますから、アタシ。
錯覚かもしれませんが、アタシ、どうも正義感に駆られて野暮な道を好んで選んでしまうようですわ。 ゴルフと同じですね。 行ってはいけないと分かっている方に打ってしまう…。 
それにしても、今回ばかりは信じて疑わない者のあまりにも呆れた判断と、突然の豹変に、
心が凍てついて一気に氷点に達してしまいました。
人間というものはどうしてこうもエラクなればなるほど面子が大事なんですかね。 
エライひとはエラソーにしなくたってえらいんですから。 
また、どういうわけかそういう人間に寄り添っちゃうオカマちゃんみたいな輩が必ずいるんですわ。 ハ~ッといってゲンコくれてやりたいです。
こうやって自分の鬱憤をブログに吐き出して、ときたまご心配をおかけしたりしますが、
今後とも何卒よろしくオネガイシマス、ね!
アタシ、ケッシテマケマシェンカラ! 
Commented by いちのへ at 2007-03-21 23:16 x

え〜と、写真はハリー・シードラーのホンコンクラブの1F車寄せかな?
それとも新しいビルでしょうか?

【原罪】ですか............。

最近のアタクシは、残り時間もイイとこ10〜15年となりまして

『オリがワリかった..........。』

の一言ですね。
人は裏切る、女は騙す、で振り返ると惨憺たる人生ですからね。
もう、頼むから時々鉄火巻きだけ食べさせてくれ、お願いはそんだけ、
みたいなモードですよ.......実際のハナシが。

ただですね、オレは、猫飼ったけど、このペットで救済されましたね。
猫の余命を感じて何回も猫に向かって、

『愛してるよ』

っていったもんね..........顔をスリスリしながら。
人間もなるべくいいとこだけ見て、イヤなとこは無視、
そうでないと毎日の御飯が美味しくないですもんね。

『い〜の、オレはもうほとんど終わってるんだから。
 残りはハッピーでいくことにしてんのッ!』

と、涙目になる五十路というもんも、味わい深いですよ、ダンナ。


Commented by いちのへ at 2007-03-21 23:17 x
きっとアレなんだな、自分なりにそうなるようにしたかもしれませんが、
憎む人から居る人生って、ツラいじゃないですか?
オレはね、今、憎む人、個人的にはいないんですよね。
憎いのは河野とか加藤紘一だけど、これは公的怒りですから別。

経験からいいますと、金銭欲、物欲、性欲を

『もうダミだ、どうせアカン』

と程よく諦めると、人間関係でツライ思いをするのをコントロール
出来ますよネ?
男は大体ですね、ポコチンがピンピンしてる時代はトラブルだらけ、
ですからね。【怒濤の世紀(韻を踏んでる)】ですよ、そういう年代は。
Commented by いちのへ at 2007-03-21 23:17 x
アタシはですね、ツライときは寿司屋にいって、中トロを叩いて
ネギを混ぜた、ブッ太い鉄火巻きを作って貰うんですよ。
でね、ショウガで鉄火巻きの切り口にペタペタと醤油を塗りながら、

『キミたちは、ぜ〜んぶ、ボクのもんだからね、ネ。』

と慈しみに声をかけてから、1コ1コ、しみじみ味わいながら
食べるの。そんでホロ酔いでフロ入って寝ちゃう。

つまりですね、アタクシが半世紀を経て発見したのは、

【猫と鉄火巻き】

これさえあれば、ま、人生はかなりダイジョ〜ブだ、という事ですナ。
ま、この程度で満足するオヤジをど〜のこ〜のとツライ思いを
させるほど世間は暇じゃないだろ、と思ってますが。
........鉄火巻き、ほんと、好きだなあ、オレは。

Commented by tetsuyak04 at 2007-03-21 23:51
ははは! 相変わらず笑わしてくれるよな、いちのへさん! 元気でしたか?
ホント、慰められるよ…アタシ。 
ここは記事よりコメントのほうが面白いと評判たちそうでなんともビミョ~。
コメント・ランキングとかないのかね~。 (あるわけないか…。)

写真? 残念でした~! ここは中国銀行右横のフライオーバー真下で、
旧ヒルトン跡 (現在リーカーシン所有のビル) を覘いて撮ったんだよ。
香港らしくもなく、ビル内全面禁煙条例で吐き出された喫煙者の憩いの場ですわ。
りっぱな灰皿が2箇所に設置されていてね、ネクタイ締めたサラリーマンに混じって
ランニングシャツのメゲナイ労働者やら旅行者やら真っ赤な口紅のネーさんらが
さ~、なにすっかな~っつう顔しながらたむろしてるんだわ。
加藤寿司の鉄火巻きを包んでもらって、いちのへさんと石段に並んで座って食いたいね!
Commented by 迷々 at 2007-03-22 01:12 x
時代屋さん、ありがとうございます!

心配…?そう、私、時代屋さんの事心配してたんですね・・・。
あははっ。書き込んだ時、そんなこと自分でも気付かなかったんです。
でも、時代屋さんの言葉に何か揺り動かされるものがあった…

「正義感に駆られて野暮な方向に行ってしまう・・・」
いいじゃないですか・・・♪

でも、本当は一つ心配なことが・・・
これからのパートナーシップについてなんです。
まだまだ全然OKですよ!
あぁ、時代屋さんの黒木瞳は何処~~?!
それにしても
時代屋さんもいちのへさんも、
お二人共、なんとも味のあるおじ様方だこと!
あ~っ。一杯飲みたくなってきた!
香港で頂いたバーボンをもう一杯♪
Commented by tetsuyak04 at 2007-03-22 12:35
迷々さん、こちらこそありがとうございますです。
迷惑も顧みず、こうして好き勝手に吐き捨て、書き捨てしてますが、
類は友を呼ぶように、粋なオヤジが集まってくれます。
ネットを通して顔は見えませんが、仮想世界のゲームで遊ぶのとはちがい、
しっかりと現実の世界に根を下ろしている方々と共鳴しあえることに感謝しています。
気のおけないBarにフラッと立ち寄るような感じで、また遊びに来てください。
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by tetsuyak04 | 2007-03-21 02:41 | 映画・音楽・本のこと | Comments(8)

香港発の路地裏放浪記! 本能と信仰を礎に地味な生き方しています。


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